不動産売却のキソ！「自宅を売る時にやる事の手順」
2022/08/10
家や土地を売りたいという時に「何をすればいいか」。日常的に起きることではありませんので、一般の方はなかなか何をすればいいか分からないと思います。今回は家・土地を売却する際にやるべき事と手順について話します。
まず、どれくらいの期間を想定しておけばよいかですが、家を売ると決めてから完了まで、順調にいって1ヶ月半はかかります。一般的には2ヶ月～3ヶ月くらいはかかります。条件や制限がある場合は半年以上かかることもあります。
(1)自分自身でリサーチする！
まず最初にやるべきは「自分で調べる」ことです。これは何となくでもいいので、相場感をつかむためにやります。後々不動産会社に査定を依頼した場合も、先に自分が相場感を持っているかどうかで差がでます。もしも不誠実な不動産会社がいて、その会社の査定で相場とかけ離れた金額が出てきた場合も、相場感がわかっていれば鵜呑みにして損を被ることを防げます。
相場の調べ方ですが、これはとても簡単です。一般的な不動産ポータルサイト（SUUMO、アットホーム、Yahoo!不動産など）を使って、似た家が売り出されているかを参考にします。
あと「土地総合情報システム」を使えば、過去2年間分の家・土地の取引実績が掲っていますので、似た物件の成約価格を参考にすることができます。
ただしあくまで「参考の価格」程度にしておくようにしてください。実際の査定では、家の建っている方角、土地が平坦か勾配や階段があるか、近隣施設が充実しているか、治安などなど、様々な要素で価格が形成されます。
（２）不動産会社へ査定依頼をする！
次にやるべきことは不動産会社への査定依頼です。不動産会社の選び方は人それぞれですが、大手であれば安心という発想は少し違います。最も重視すべきは担当者に会ってみて「相性がよいか」、「丁寧・誠実な対応か」をチェックしましょう。大手で勤めている社員もピンキリで、熟練者から新人までいます。また顧客思いの社員から自社利益優先の人もいます。任せられる社員かどうか、見極めることがとても大事です。
（３）不動産会社と媒介契約を締結する
どの不動産会社に依頼するか決めたら「媒介契約書」を締結します。媒介契約には3種類あります。
- 一般媒介契約 ････ 複数社と契約可、自分で買主探しOK
- 専任媒介契約 ････ 1社のみ契約可、自分で買主探しOK
- 専属専任媒介契約 ････ 1社のみ契約可、自分で買主探しNG
もっとも制限が多いのは専属専任媒介契約ですが、しっかりと任せてくれた分、不動産会社は一生懸命に売却活動をしてくれます。
一方で自由度が高い一般媒介契約は、複数の不動産会社に依頼ができるメリットがありますが、依頼を受けた不動産会社に熱が入らず、販売活動が低迷するリスクがあります。すでに信頼ができる不動産会社がいるならば、専属専任媒介または専任媒介で依頼することを検討するのが良いと思います。
（４）売却活動がスタート！
次に売却活動が開始されます。価格は不動産会社と相談の上で、納得のいく価格で市場に出します。査定額に基づいて、担当者と打合せをしながら売り出し価格を決めますが、この価格次第で売れやすい・売れづらいが大きく変わります。相場よりも安価に設定すれば早く売れますが「もう少し高く売れた」という可能性が残ります。相場よりも高いとなかなか売れず「時間を失う」ことになります。このバランスをとりながら価格を調整することが、売却活動で最も難しく、大事なポイントです。
価格を決めて市場に出したあとは、不動産会社が広告を行って購入希望者を集めます。内見希望があれば対応して、気に入ってくれる人を探す活動が続けます。
（５）売買契約を締結する！
購入希望者が現れますと条件交渉を行って、双方が合意すれば売買契約締結となります。売買契約締結では、価格・手付金・引き渡し期日・違約金などを決めます。すべての決定事項は書類に残すこととなり、「口頭で約束したはず」というのは通用しません。不動産会社には専門家（宅地建物取引士）が必ずいますので、相談をしながら重要事項説明書と契約書の内容の確認を進めていきましょう。
契約書に基づいて決済と家・土地の引き渡しをして、仲介手数料支払い売却手続き完了となります。
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イエハチは八王子市を中心に、空き家・土地などの売却を専門で扱う不動産会社です。「相場を知りたいだけ」、「売るための手続きを確認するだけ」など情報収集したいだけの方も大歓迎です。八王子市で不動産売却を考えている方は、是非イエハチへお気軽にご相談ください！